<2>テレビCM
※タレントはインターネット調べ
テレビCMは企業イメージを定着させ、新規の顧客を獲得するためにしばしば利用されます。しかし、損保会社のCMは目に見える商品を扱うような企業と比べ、損害保険という形のない商品を扱っているため私たち契約者に対していかにして強烈なイメージを植えるけるかということが重要です。
そのため、有名タレントを起用してさまざまなCMが製作されているのですが、損保会社といえども業界でいえば金融に分類されます。ですから、当然『信頼』や『実績』を伝えることが重視されます。
ところが、最近では若い顧客層を獲得するため『親しみ易さ』をアピールしたり『記憶に残る』ような個性的なCMもみられます。
『親しみ易さ』でいえば、損保ジャパンのCMで上戸彩がパンダの着ぐるみを着てさまざまなストーリを繰り広げる「損保ジャパンダ」のCM。これは、損保ジャパンという社名とパンダを掛けたダジャレにもなっていて、広い年齢層に受けが良いと思われます。
また、起用しているのは有名タレントではなく素人ですが、「♪アメリカンホームダイレクト」という、強烈な印象を与えたアメリカンホームダイレクトのCMなどは、保険料が安く画期的な商品をもっているという印象を与えたものと思います。あのフレーズを聞けば自然にその保険会社のことを思い出させてくれるようなCMは、まさに保険会社の意図するところであったと思います。
東京海上は、菊川怜を起用することで知的で信頼ができる保険会社というイメージを契約者に植え付け、保険料が多少高くても実績と充実したサービスで勝負するということで、それらのサービスに対してお金を払うことを惜しまない40代以上の男性をターゲットとしていたと思いますが、最近ではSMAPを起用することでグループのメンバーにそれぞれ個性的な役割を演じさせてストーリー性を持たせ、日常生活で起こりうる危険をアピールすることで保険の必要性を訴えるやり方で、ターゲットである年齢層をやや下げ、20〜30代の若い女性などにも保険のことを分かり易く伝えています。
どちらかというと、代理店系損保よりダイレクト系損保のほうがCMや企業広告に投資する費用は多くなってしまいます。というのも、代理店系損保は自社の商品を代理店などを通じて販売することができますが、ダイレクト系損保はコールセンターやインターネットでアクセスしてもらうためにも会社の知名度をまず上げることが必要ということで、CMには力を入れているのです。
一説によると、仮に年間7万円の保険料を支払う契約があったとすると、そのうち2万円は広告宣伝費に当てられるとも言われています。