<6>合併・吸収
※2004年9月 各社ホームページ調べ
保険会社の吸収・合併が盛んに進められてきたのは21世紀に入ってからです。それまでは、日本の大手損保会社はいわゆる財閥系で独立していたため、まったく異なる文化や慣習を持つ財閥が統合するなどということは考えられないことでした。ところが、まず財閥系ではない当時業界5位だった日本火災と業界8位だった興亜火災が合併すると、当時それより規模の大きかった財閥系保険会社の規模をおびやかすようになりました。
また、2001年9月11日のアメリカでの同時多発テロの発生で、アメリカの建物や航空機にも保険をかけていた日本の保険会社に支払い義務が生じ、多額の保険金を支払わざるを得なくなったり、アメリカやイギリスの保険会社の再保険を引き受けていたりなどして保険金の支払いで経営を圧迫し、保険会社の規模の小さな保険会社が相次いで経営の危機を迎えたのでした。
そこで、規模によるメリットを生かすため損保会社の規模を拡大すべく、大手の財閥系損保会社が、財閥ではない比較的規模の小さな保険会社を吸収するような形で合併することになったのです。